ご報告が遅くなりましたが、3月12日(日)と19日(日)に「和食のいただき方講座~ひな祭り編~」を開催いたしました。
今回のお料理はひな祭り編ということで、桃花酒に見立てた桃色濁り酒、蛤の潮汁、桜餅をご用意しました。
そして、今回の日本の伝統についてのお話しは、桃の節句やひな祭りについてです。ひな祭りの由来や、関東雛と関西雛の並びの違い、桃の節句の定番のお料理に込められた意味などをお話ししました。
桜餅は実は頂くのが難しい甘味です。そして、お出しする方の気遣いも問われる1品です。
関東の長命寺でも、関西の道明寺でも、どうしても上手く葉脈を切れずにぐちゃぐちゃになることが多く、頭を悩ませます。
その為、手で頂く方がよっぽど美しく見え、美味しく頂けます。
ですから、お出しする方がおしぼりを用意してあげるという心遣いが必要になります。
19日はお料理が春水雲から蛍烏賊のサラダに変わっています。
「旬だから味わってほしい!」という料理長の意向で変更となりました。新鮮でとても美味しかったです。
「走り・旬・名残」とよく言いますが、日本人は昔から季節をとても大事にしてきました。…
出始めの「走り」を頂くことでその季節の到来を感じ、食材が持つ本来の最高の味が出る「旬」を頂くことでその時の最高のエネルギーを身体に取り入れ、旬が過ぎてもその季節の感慨を以って「名残」を惜しんで頂きました。
私たちの体の糧となってくれる食材に感謝して、移り行く季節を味わいながら和食を楽しまれると、更に美味しく感じられるはずです♪
お店について↓
<初代割烹高橋>
住所 東京都渋谷区上原2-48-11 ハニハラビルB1
HP http://takahashi104.com/
2012年10月4日に代々木上原に『初代 割烹 高橋』を開業。
ミシュラン東京2015・2016・2017にて3年連続ビブグルマン取得。
高橋料理長の出身地である広島の地酒や地魚を中心とした本格的な日本料理を提供する。
食べた人が笑顔になるような活力の湧く美味しい料理を提供していくのがテーマ。
*ビブグルマンとは、星は付かないがコストパフォーマンスの高い食事を提供するミシュラン調査員おすすめのレストランを表すものです。
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